毎年恒例となっている『マイブーム・マイヒット』アンケートを、2024年も実施いたしました。
2024年末に1年間を振り返っていただき、様々な分野の『マイブーム・マイヒット』を自由に好きなだけお答えいただきました。
さらに、気になっているけど食べることができなかった食べ物（キニナルフード）、2025年にヒットしそうな食べ物（コレクルフード）もお聞きしました。
皆さまの『マイブーム・マイヒット』、『キニナルフード・コレクルフード』は何でしたか？？
| 調査手法 | インターネットアンケート（月島食品調べ） 自由記述回答 |
| 調査対象・人数 | 全国の15-79歳・男性女性・300名 |
| 調査日 | 2024年11月21日（木） |
質問
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■モノコト部門
1. 2024年のマイブーム・マイヒット商品は？
2. 2024年のマイブーム・マイヒット 番組は？
3. 2024年のマイブーム・マイヒット 人物は？
4. 2024年のマイブーム・マイヒット その他は？
■タベモノ部門
5. 2024年のマイブーム・マイヒット スイーツ・お菓子は？
6. 2024年のマイブーム・マイヒット パンは？
7. 2024年のマイブーム・マイヒット 料理は？
8. 2024年のマイブーム・マイヒット 食材は？
9. 今、食べてみたい、とっても キニナルフード は？
10. 2025年、ヒット予想フード （コレクルフード）は？
全て自由記述回答です。
＜図の見方＞
＊左上の図：回答中の出現頻度が高いキーワード（単語）が大きく表示されています。
単語の色は、青色が名詞、赤色が動詞、緑色が形容詞を表しています。
＊右の表：出現頻度ランキングの上位キーワードをまとめています。
文章中の※につきましては、最後に参考元をリンクしています。
モノコト部門 １ マイブーム・マイヒット商品２０２４
マイブーム・マイヒット“商品”部門では食関連の回答が多数を占め、その中でも特に人気を集めたのが『アサイーボウル』です。
【１位】アサイーボウル
アサイーボウルとは、アサイー（ブラジルのアマゾン地域原産のヤシ科の植物）をベースにしたスムージーに、グラノーラやフルーツ、ナッツなどのトッピングを加えたメニューです。専門店には行列ができ、10年前にも一世を風靡していましたが、再び大きな注目を集めました。
＜再ヒットの理由＞
・手軽さ：アサイーが手軽に入手できるようになり、専門店だけでなく自宅で簡単に楽しめるようになりました。
・バラエティ：トッピングの選択肢が大幅に増えました。例えばスーパーフード（チアシード、ココナッツフレークなど）、プロテインパウダー、ヨーグルトなど、多彩なアレンジが可能です。
・多様性：ヴィーガンやグルテンフリーに対応した商品も増え、より多くの人に受け入れられるようになりました。
・健康志向の高まり：アサイーに含まれるポリフェノールやビタミン、ミネラルに加え、グラノーラの食物繊維といった、健康に良い成分への注目が高まっています。
・SNSでの拡散：特にInstagramを通じて、カラフルでインパクトのあるアサイーボウルが多くの人を惹きつけました。
2024年のアサイーボウルは、10年前より身近な健康フードとして進化しました。また、SNSの普及によって再ブレイクしました。
モノコト部門 ２ マイブーム・マイヒット番組２０２４
マイブーム・マイヒット“番組”部門では注目の作品がいくつか寄せられ、その中で特に人気を博したのが『水曜日のダウンタウン』です。
【１位】『水曜日のダウンタウン』（ＴＢＳ系）
TBSテレビが毎週水曜日の夜10時から放送している『水曜日のダウンタウン』は、2014年から続くロングヒット番組です。この番組は検証企画の面白さ、予測不能な展開、さらには視聴者参加型の要素など、さまざまな魅力を持っています。
特に人気の企画「名探偵津田」は、「犯人を見つけるまでミステリードラマの世界から抜け出せないドッキリ、めちゃしんどい説」として知られ、視聴者の期待を裏切るような展開とダイアンの津田氏のリアクションが話題です。今後のシリーズにも大きな期待が寄せられています。
その他の注目番組
Q2の回答の中で、NHKの番組とアニメが多く挙げられていたのが印象的です。具体的には以下のようなタイトルが挙げられました。
- NHK：『虎に翼』『3000万円』『団地のふたり』『朝ドラ』など
- アニメ：『ルックバック』『ワンピース』『機動戦士ガンダム』『鬼滅の刃』『めぞん一刻』『ちいかわ』『葬送のフリーレン』『僕のヒーローアカデミア』など。
これらの作品は、それぞれ異なるファン層に支持されており、今後も注目されることでしょう。
モノコト部門 ３ マイブーム・マイヒット人物２０２４
マイブーム・マイヒット“人物”部門で堂々の1位に輝いたのは、言うまでもなく大谷翔平選手です。
【１位】大谷翔平選手
二刀流選手として驚異的な活躍を見せている、メジャーリーグベースボール（MLB）のロサンゼルス・ドジャース所属のプロ野球選手です。2024年は前人未到の50-50（54本塁打59盗塁）を達成し、メジャーリーグ120年の歴史で誰も成し遂げていない偉業を達成しました。
さらにワールドシリーズ制覇にも貢献、国民的英雄としてその名を世界に轟かせました。野球成績だけでなく、愛犬デコピンとの心温まる触れ合いや結婚、さらにはファッションなど様々な話題で国民を魅了しました。
大谷翔平選手の2024年における経済効果は、日米合わせて1168億円以上とも言われています（※1）。
モノコト部門 ４ マイブーム・マイヒットその他２０２４
マイブーム・マイヒット“その他”部門では、さまざまな分野から多くのキーワードが挙がりました。その中で特に注目を集めたのは『筋トレ』です。
【１位】筋トレ
コロナ禍を経て、健康意識がこれまでにないほど高まりました。この影響を受けて、SNSでは多くのインフルエンサーが日々のトレーニングの様子を発信しています。その姿を見た人々は刺激を受け、筋トレはアスリートに限らず、スポーツ愛好家や健康美を求める女性、さらにはアクティブシニアなど、幅広いユーザー層に広がっています。
特に自宅で手軽に始められるトレーニングや、パーソナルジム、フィットネスアプリへの注目が高まっています。また、ウェアラブルデバイスによるデータ計測が加わり、トレーニングの効率化とモチベーションの維持に貢献しており、この筋トレブームを後押ししています。
タベモノ部門 ５ マイブーム・マイヒットスイーツ・お菓子２０２４
マイブーム・マイヒット“スイーツ・お菓子”部門では、定番のスイーツが上位を占めました。その中でも特に人気を集めたのが『プリン』です。
【１位】プリン
人気のスイーツとして常に上位に位置する『プリン』（※2）は、もはや定番の存在ですが、2024年には新たなトレンドプリンも誕生しました。
猫プリン
韓国発祥のスイーツで、皿を揺らすとプルプルと揺れる猫の形をしたプリンがSNSで話題を呼びました。その可愛らしいビジュアルが多くの人々の関心を集めました。のっけプリン
従来の「のっける」スタイルを進化させた「のっけプリン」は、他のスイーツやフルーツの上にプリンをのせた新しいタイプのスイーツです。フレンチトーストやショートケーキの上、さらにはプリンの上にさらにプリンをのせるスタイルなど、そのユニークなビジュアルがSNSで拡散され、話題となっています。
タベモノ部門 ６ マイブーム・マイヒットパン２０２４
マイブーム・マイヒット“パン”部門。2022はランク外、2023年は3位だった『カレーパン』が1位にランクインしました。
【１位】カレーパン
さまざまなパンフェスが開催される中、2024年にはカレーパンに特化したイベントも目白押しでした。秋田市では『第1回カレーパンフェス』、埼玉の越谷市では『LakeTownパンEXPO2024カレーパン博』が開催され、注目を集めました。
また、一般社団法人日本カレーパン協会は毎年『カレーパングランプリ』を開催し、日本におけるカレーパンの日本一を決定することで話題を呼んでいます。その協会から発表された2024年のカレーパントレンドキーワードは次の2つです。
ゴロゴロ進化系
「ゴロゴロ系カレーパン」が近年人気を集めており、今年は更に大きな具材がたっぷり入った、食べ応え満点のカレーパンが目立ちました。東西の違いが明らかに
2024年には、カレーパンの進化の方向性が東西で異なる傾向が見られました。東日本では、見た目や食感、組み合わせにこだわった個性豊かなカレーパンが人気を博しています。一方、西日本では、昔ながらの定番カレーパンの見た目ながら、中のカレーや具材に特にこだわったカレーパンが注目されています。
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使った映えメニュー特集
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タベモノ部門 ７ マイブーム・マイヒット料理２０２４
マイブーム・マイヒット“料理”部門は、このアンケートを開始してから３年連続1位に輝いたのは『カレー』でした。
【１位】カレー
日本の国民食として、みんなに愛されるカレー。家庭の食卓や学校給食、社員食堂、レストランなど、さまざまな場面で定番人気メニューとしての地位を確立しています。国民食でありながら、各国の伝統的な味わいから新しいスタイルの味わいまで、気軽に楽しめるのもカレーの大きな魅力です。
毎年6月には、株式会社カレー総合研究所からその年にブームを引き起こす「カレートレンド」が発表されています（※3）。2024年のトレンドカレーは『新スパイス欧風カレー』と『クラフト欧風カレー』です。
新スパイス欧風カレー
伝統的な欧風カレーのまろやかさと、インドカレーやスパイスカレーの複雑なスパイス風味を融合させた新しいタイプのカレーです。まさに欧風カレーとスパイスカレーのいいとこ取りをした、贅沢な一品となっています。クラフト欧風カレー
職人が一つ一つ丁寧に手作りしているため、大量生産のカレーとは全く異なる味わいを持つ、まさに芸術品のようなカレーです。スパイスの選び方や焙煎の仕方、調理時間など、すべての工程で職人の経験と勘が活かされており、その見た目も非常に美しいのが特徴です。
タベモノ部門 ８ マイブーム・マイヒット素材・食材２０２４
マイブーム・マイヒット“素材”部門は、『ヘルシー』イメージの素材が上位にランクインしました。その中でも特に注目を集めたのが『鶏肉・鶏むね肉』です。
【１位】鶏肉・鶏むね肉
2024年は様々なものが値上がりする中、『鶏肉』は健康志向の高まりを受けて、牛肉や豚肉に比べて「高たんぱく低カロリー」な食材としても注目されました。特に、お手軽食材として人気を集めたのは『鶏むね肉』です。
鶏肉にはむね肉だけでなく、もも肉やささみ、レバー、手羽先、手羽中、手羽元、せせりなどがあり、これらの部位は手軽にスーパーで手に入る点、また、様々な調理法で飽きずに楽しめる点も鶏肉の魅力です。
人気レシピサイトであるCookpadには「鶏むね肉」と検索すると82,632ものレシピが掲載されています（2024.12.20時点）。昨年（79,675）より約3,000ものレシピが新たに追加されました。SNSやレシピ動画ではパサつかずしっとりおいしく簡単にできるレシピがたくさん紹介され、ますます鶏むね肉の人気が高まっています。
タベモノ部門 ９ キニナルフード２０２４
今、食べてみたいとってもキニナル食品“キニナルfood”部門は、Q1のマイブーム・マイヒット商品2024同様『アサイーボウル』でした。その人気には、2位の『グリークヨーグルト』の登場も大きな要因として挙げられています。
【２位】グリークヨーグルト（水切りヨーグルト）
グリークヨーグルトは、水分を多く含んだ通常のヨーグルトと異なり、水切りをすることで濃縮され、濃厚な舌触りと高いたんぱく質含有量が特徴のギリシャ発祥のヨーグルトです。そのため、最近では特に人気が高まっています。
この人気の背景には、韓国での大きなブームが影響しており、韓国発のグリークヨーグルト専門店が日本に進出したことがきっかけとなっています。韓国では、本場のギリシャよりもさらに独自の製法で水分を多く切り、より濃厚な食感に仕上げられています。
健康志向の高まりから、高たんぱく質食品として満腹感が得られる食材としても注目されているのも特徴の一つです。
また、グリークヨーグルトや水切りヨーグルトを利用したアサイーボウルなど、様々なレシピがSNSで拡散したこともヒットに寄与しています。
【３位】韓国料理
近年、トレンドの発信地である韓国。韓国料理の人気の秘訣は、豊富な味わいと素材の多様性、そしてその美しいビジュアルにあり、ますます注目を集めています。
具体的に挙がった料理は、タンミョン（韓国風の春雨）、チュクミ（イイダコの炒め物）、ラポッキ（ラーメンとトッポギを組み合わせた料理）、チーズタッカルビ（鶏肉とチーズを使った料理）などでした。これらの料理は、家庭でも比較的簡単に楽しめることから、人気を集めています。
さらに、韓国の人気テレビ番組やK-POPの影響により、料理が特集される機会が増え、海外でも韓国料理ブームが加速しています。料理教室やオンライン料理動画も拡充され、家庭でも簡単に韓国料理を再現できるようになりました。
2025年には、韓国料理のさらなる進化が期待され、インバウンド需要の増加に伴い、本格的な韓国料理のお店や新しいスタイルの韓国料理が登場することでしょう。韓国料理の魅力を再発見し、味わう機会がますます増えることに間違いありません。
マヌルパン
韓国の屋台やパン屋さんで大人気！ガーリック（韓国語でマヌル）ががっつり効いた甘じょっぱ系のやみつきパンです。
タベモノ部門 １０ コレクルフード２０２５
来年2025年のヒット予想食品“コレクルfood” 部門1位は、『チョコレート』でした。
【１位】チョコレート
定番人気のチョコレートですが、2024年にはいくつかの新しいトレンドが登場しました。
推しチョコ
自分の好きな「推し」への愛と感謝を伝えるためのチョコレートです。推しに食べてもらうためのものではなく、ファンが自らの情熱を表現する手段として活用されています。写真を撮ってSNSなどで披露した後、多くの場合はファン自身が食べることになります（※5）。ドバイチョコレート
ドバイの「Fix dessert chocolate」発祥で、今、韓国で大ヒット中のチョコレートです。韓国のインフルエンサーが“モクバン（モッパン）”と呼ばれる大量の食べ物を食べるライブ形式のオンライン放送で紹介したことで、人気に火が付きました。日本には2024年に上陸し、入手困難として話題になっています。このチョコレートは、ピスタチオスプレッドやカダイフ（主に小麦粉と水から作る麺状の食材）が入っており、サクサクとした食感や割った際や食べる時の音がやみつきになると話題を呼び、SNSで注目されています。健康志向チョコレート
健康への関心が高まる中、チョコレートもヘルシーな食品の選択肢として選ばれるようになりました。カカオポリフェノールには抗酸化作用があり、美肌効果も期待できるため、美容に敏感な女性からの人気が高まっています。特に「高カカオ」「低糖質」「ヴィーガン」といった健康志向のチョコレートが注目されています。
チョコレート・カカオに関するアンケート調査
人気のチョコレートは何味？魅力的な謳い文句は？など、チョコレートに関するアンケートを実施しました。
【４位】プラントベースフード
いわゆる「植物性食品」のことです。健康志向や、サステナビリティへの関心の高まる中で、プラントベースフードへの注目が集まっています。
現在、大豆ミートを使ったハンバーガーや、オーツミルクを使ったラテ、デザートなど、身近なカフェやコンビニエンスストアでも手軽に手に入るようになり、味もおいしく進化しています。
2025年は万博が開催され、インバウンド需要も高まる中で、プラントベースフード市場はさらなる成長が期待されています。今後、バイオテクノロジーが発展することで、よりリアルなプラントベースフードが登場する可能性もあるかもしれません。
大豆ミートのパンを楽しもう！
絞って焼くだけ！美味しくヘルシーな『絞れる大豆ミート』を使用した惣菜パンのレシピです。
販促ＰＯＰや消費者アンケートも掲載しています。
月島食品グループは、植物由来の力で作り上げた人と地球にやさしいプラントベース製品を『Poff（ポフ）』ブランドとして多数ラインナップしています。
Poff製品のサンプルは以下よりお申込みください。動物性原材料を使用した時と変わらないおいしさの、プラントベースのパンやスイーツのレシピもバラエティ豊富にご用意していますので、合わせてお気軽にお問い合わせください。
さて、2025年はどのようなブームやヒットが生まれるのでしょう。
これからも、トレンドを発信してまいりますので、チェックしてくださいね！
※ 参考リンク
・1：News week日本語版2024年10月7日
・2：「スーパー・コンビニスイーツ白書2024」モンテール調べ
・3：PR TIMES 株式会社カレー総合研究所プレスリリース
・4：日本カレーパン協会
・5：ミーチュde ギフト「推しチョコって何？」
