『アップルパイ』。
聞いただけでよだれがでちゃう響きですよね♡
しゃきしゃき酸味あるりんご、とろ~りあま~いりんご、バターの香り、シナモンの香り、サクサクパイ、しっとりパイ、カスタードも入っちゃったり。
そして、冷やしても温めても違った美味しさが楽しめます。
海外でもさまざまなスタイルで愛されているアップルパイ。
アップルパイといえば「アメリカ」を想像される方も多いのではないでしょうか?
アメリカの国民的デザートアップルパイ。「思いっきりアメリカっぽい」と表現するのに「As american as apple pie」という慣用句を使うくらいですからね。
ですが、実は生まれは「イギリス」なんです。
アメリカは生のりんご、イギリスは煮込んだりんごを使う等、各国に違いがあります。
それ以外に「オランダ」や「フランス」などでも独自のアップルパイ文化があります。
さまざまなスタイルで年中楽しめるアップルパイは、おいしいりんごが出回る秋冬が真っ盛り。
世界中のアップルパイが楽しめたり、各国のいいとこどりをしたような商品が楽しめるのも日本ならでは。
そんなアップルパイについて、消費者アンケートを行いました。
理想のアップルパイについてアンケート
調査手法 | インターネットアンケート(月島食品調べ) |
調査対象・人数 | 全国の15-59歳 男女 100名 |
調査日 | 2021年8月16日 |
<質問>
Q1 アップルパイの「スタイル」で好きなもの、食べたいものを選んでください。
Q1-1 形
Q1-2 表面の見た目
Q2 アップルパイの「りんご」で好きなもの、食べたいものを選んでください。
Q2-2 りんごのサイズ・タイプ
Q2-2 りんごの食感
Q3 アップルパイの中身のりんごに「プラスの素材や風味」の理想・好みは?
Q4 「パイ生地の食感」の理想・好みは?
理想のアップルパイについてのアンケート結果を、世界各国のアップルパイにからめてご紹介いたします。
アップルパイは形や見た目も大切!
アップルパイのスタイル(形・表面の見た目)で好きなタイプを聞きました。
◆形 Aトルテ・三角 Bスティック・四角 C丸・楕円
◆表面の見た目 Aパイ生地 Bクッキークランブル Cりんご丸見え
(※形、表面の見た目 それぞれ1つ以上選択)
結果
形は全体の62%の方が「Aトルテ・三角」と回答し1番。
やはり断面から中身が見えるスタイルという点で支持されているのだと思います。
2番は「Bスティック・四角」といったハンディスタイル。
ベーカリーで良く見かけるフランス風アップルパイ「ショソン・オ・ポム」もこちらに含まれますね。
3番は「C丸・楕円」横から層が見えて、一番パイっぽいスタイルですが、アップルパイとしては3番目の人気でした。
見た目(表面のトッピング)については、全体の63%の方が「Aパイ生地」と回答し1番。日本に一番多い、王道スタイルですね。
表面のパイ生地も、イギリススタイルのように全面を1枚のパイシートで覆うもの、アメリカスタイルのように網状のパイ生地で覆うものなどがあると思います。
2番は「Bクッキークランブル」。
クランブルがのったタイプもアメリカに多いスタイルです。
こんがりごつごつっとしたランダムな見た目と、サクサクザクザクッとした食感、こんがり焼けた香ばしさがアクセントとなり美味しさだけでなくお得感もあります。
3番は「Cりんご丸見え」。
オープンスタイルのアップルパイはフランス風。
フランスでは包み込む 「ショソン・オ・ポム」 タイプの他にもう1タイプあります。
パイ生地にカスタードクリームやアーモンドクリームを敷き、薄めにスライスした生のりんごを並べて焼き上げます。
りんごの美味しい時期に食べたいシンプルスタイルです。
Q1 アップルパイの「スタイル」で、好きなもの、食べたいものを選んでください。
※ 「形」、「表面の見た目」 それぞれ1つ以上選択
アップルパイのりんごは’食感’も美味しさのひとつ!
アップルパイの「りんご」についての好きなタイプを聞きました。
◆形・タイプ
◆食感
(※形・タイプ、食感 それぞれ1つ以上選択)
結果
形タイプは「小さめカットのコンポート」「大きめカットのコンポート」がわずかな差で1番2番。男女差もあまりありませんでした。
シロップで煮たコンポートや、お砂糖で煮たプレザーブタイプのりんごを好まれている方が多いことがわかります。
3番めは「スライス・薄切り」。生のりんごを使用したタイプ。
4番めは「少し固形の入ったコンフィチュール(ジャム)」。煮込まれて固形部分が少ないジャムタイプ。
5番目は「ピューレ」。すりつぶしたり裏ごして固形感がないタイプ。
食感は「固めでシャキシャキ」「柔らかい中に少しシャキ・シャリ」がわずかな差で1番2番。
男女の傾向は、男性は「固めでシャキシャキ」派が多く、女性は「柔らかい中に少しシャキ・シャリ」派が多めでした。
3番は「やわらかい(シャキ・シャリ無し)」「トロトロ」がいずれも16%でした。
アップルパイのりんごは、やわらかく煮込みすぎない、シャキッ、シャリッとしたりんご特有の歯触りも美味しさのひとつなんですね。
Q2 アップルパイの「りんご」で、好きなもの、食べたいものを選んでください。
※ 「形・タイプ」、「食感」 それぞれ1つ以上選択
カスタードを合わせたフランス風アップルパイが人気!
アップルパイの基本パーツ「パイ生地」と「りんご」。
そこにプラスで合わせたい素材パーツや風味(副素材)について聞きました。(※複数選択可)
プラスしたい素材は全体の60%の方が「カスタード」と回答し、ダントツ1番。特に女性が支持しています。
カスタードを合わせるのはフランス風。
市場で人気のアップルパイを見ましても、カスタードクリームをりんごと一緒に焼き込んだ商品や、焼成後に注入して仕上げた商品の人気からも「りんごとカスタード」は相性ばっりちの組み合わせであることがわかります。
2番は「シナモン」で34%。
アメリカタイプのアップルパイにはシナモンが使われるものが多いです。というのも、アメリカのアップルパイは、よく熟したリンゴとリンゴ酒、赤砂糖で煮込み、クローブやシナモンで味をつけ、とろりとさせた「アップルバター」というものをパイ生地で包んで焼いたものが始まりと言われているからです。
3番は「クッキー・クランブル」で27%。
Q1の見た目でも登場したようにアメリカタイプで、見た目の変化を与えてくれます。そして、パイ生地の風味とは違う、良く焼き込んだクッキーの香ばしい味わいがプラスされます。また、サクサク、ザクザク、ホロホロといった食感もプラスされます。
本場アメリカでは、シナモンやカルダモンといったスパイスがしっかり効いたクランブルアップルパイが定番です。
4番は「チョコチップ」で21%。
アップルパイにチョコレート(チョコチップ、チョコレートクリーム)の組み合わせは男性に好まれるようです。
5番は「キャラメル」で19%。
甘酸っぱいりんごにほろ苦いキャラメル。相性が悪いわけはありません。
以下は下のグラフをご覧ください。
Q3 アップルパイの中身のりんごに「プラスの素材や風味」の好みは? (MA)
パイ生地はサクサク!
パイ生地の食感の理想について聞きました。(※複数選択可)
パイ生地の食感の理想は全体の66%の方が「サクサク」と回答し1番。
やはり日本のアップルパイやパイ製品に多くみられる、「フィユタージュ」や「パート・フィユテ」と呼ばれる「折りパイ」をイメージされている方が多いのだと思います。
生地の層と油脂の層がバランスよく層状に重なっているので、パイ生地はボリュームたっぷりに膨らみ、サクサク歯切れのよい食感が生まれます。
2番の「パリパリ」も「折りパイ」の食感ですね。
3番は「しっとり」。りんごの水分が移行し、しっとりとしたパイ生地とりんごとの一体感があるタイプもおいしいですよね。
4番は「もっちり」「口ほぐれがよい」。
昨今の’もっちり食感’のトレンドはパイにも。
「口ほぐれがよい」のは、油脂を混ぜ込んで点在させて仕上げる、「パート・ブリゼ」とも呼ばれる「練りパイ」の食感だと思います。
アップルパイ発祥のイギリスや、アメリカは実は「練りパイ」タイプのアップルパイが主流なのですが、日本人の「パイ」のイメージや好みは、サクサク食感の「折りパイ」だということがわかります。
Q4 パイ生地の食感の理想・好みは?(MA)
🍎いろいろなスタイルのアップルパイレシピ🍏
断面から見えるごろっとしたりんごと、フレンチ液の染み込んだ
しっとりケーキ生地にキャラメルソース。
ポイントはザクザク香ばしいクランブルの贅沢アップルパイ。
フランスのアップルパイと言えばこちら。
りんごと相性の良いカスタードも一緒にハンディスタイルで。
サックサクのパイ生地にアーモンドクリームと
フレッシュりんごのオープンスタイルアップルパイ。
アンヴェルセ製法の冷凍パイシート
『フィユタージュ・トラディション』
油脂で生地を包み込むフランス伝統の「アンヴェルセ」製法で丁寧に作り上げたサクサク食感が特長の冷凍パイシートです。
カットするサイズや成形が自由自在。トッピングやフィリングを変えてバラエティ豊かな商品をお作りいただけます。
製品の詳細はこちら
ぜひ新商品開発などにご活用ください
たまごのおいしさにこだわったカスタード
『こだわりたまごのカスタード』
「森のたまご®」と「北海道十勝産牛乳」のおいしさがつまったチルド用カスタードクリームです。
そのままはもちろん、ホイップクリームやチョコレート、ペーストと混ぜたアレンジクリームも美味しくお召し上がりいただけます。
詳細はこちら
ぜひ新商品開発などにご活用ください