今注目を集めているイタリアンドルチェ”ボンボローニ”はご存知ですか?ネクストマリトッツォと呼ばれ、メディアにも多数取り上げられている注目のドーナツです。
今回は、そんなボンボローニのレシピをご紹介いたします!
冷やしてもおいしいボンボローニは、暑くなるこれからの季節にぴったり。クリームを変えて多彩なアレンジが可能なほか、ガラッと印象を変えるアレンジも掲載しています。新商品のアイデアに是非お役立てください。
目次
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- ボンボローニとは
- ネクストマリトッツォ?
- ギルティパンとしても注目
- 冷やしておいしいボンボローニのレシピ
- おすすめカスタード『こだわりたまごのカスタード』
- アレンジ!サバラン風ドーナツ
- もっと知りたいボンボローニ!ドーナツやマラサダとの違いは?
ボンボローニとは
イーストでしっかり発酵させた生地を揚げて砂糖をまぶし、中にはカスタードなどのクリームをたっぷり詰めたイタリアの伝統的なドーナツです。ふわっふわの生地にたっぷりクリームの甘~いボンボローニは、エスプレッソやコーヒーと相性抜群。本場イタリアではバール(コーヒーショップ)などでも提供され、朝食の代わりとしても人気を集めています。
また、ぷっくり大きな見た目も特徴的。その見た目が大きな爆弾(bomba:ボンバ)のようだということからボンボローニという名前になったという説もあります。
ネクストマリトッツォ?
同じくイタリア発祥で大流行したパンといえば”マリトッツォ”。
こちらもふんわりとした生地にクリームがたっぷりサンドされたドルチェパンです。
インパクトのある見た目、ふわふわの生地とクリームのマリアージュが魅力的なマリトッツォは、日本でもあっという間に人気を集めました。目を惹く見た目ながらも味は想像できる、そのバランスが人気の秘訣。
そして、マリトッツォの次に流行るスイーツとして注目を浴びているのがボンボローニです。
日本でも馴染みが深い揚げドーナツのような食感とたっぷりのクリームが魅力的なボンボローニは、ネクストマリトッツォとの呼び声が高く、2022年流行スイーツとしてメディアにも多数取り上げられています。
日本でも徐々に販売店が増えており、お店ごとにバラエティ豊かなボンボローニが販売されています。特に多いフレーバーは、定番のカスタードやチョコレート、近年注目度が上昇しているピスタチオ味。また、カスタードにレモンを効かせることでイタリアを感じさせる味わいのボンボローニも人気です。
カロリーたっぷりでもやめられない!ギルティパンとしても注目
“カロリー爆弾”と呼ばれることもあるボンボローニは、背徳グルメやギルティパンとしても注目を集めています。
ギルティパンとは、カロリーたっぷりで罪悪感や背徳感を感じながらもやめられない美味しさのパンのこと。コロナ禍で溜まったストレスを発散するように食を楽しむほか、昨今の健康志向とは真逆の高カロリーなパンを食べる背徳感がクセになり、満足感・幸福感を感じることからトレンドのキーワードとなっています。
冷やしておいしい!ボンボローニのレシピ
生地にレモンカットを加え、爽やかな風味に仕上げました。しっかり発酵を取ることでふわふわの生地に仕上げることがポイントです。冷やしておいしい爽やかな甘さのボンボローニは、夏にぴったりの一品です。
材料 | ベーカーズ% |
---|---|
A:生地 | |
強力粉 | 90 |
薄力粉 | 10 |
パン酵母 | 3.5 |
生地改良剤 | 0.1 |
食塩 | 1 |
砂糖 | 20 |
脱脂粉乳 | 3 |
ラブールガトーブルターニュ | 10 |
全卵(正味) | 20 |
水 | 36 |
レモンカット3ミリA ※ | 10 |
※株式会社うめはら
B:カスタード | % |
こだわりたまごのカスタード | 100 |
C:生チョコカスタードクリーム | % |
こだわりたまごのカスタード | 100 |
クーシェHQレアフィールミルク | 75 |
D:ピズタチオカスタードクリーム | % |
こだわりたまごのカスタード | 100 |
ピスタチオペースト※ | 15 |
※BABBI社
工程
A:生地
- ラブールガトーブルターニュ、レモンカット以外の材料をミキサーに投入し、低速2分→中速4分ミキシングをします。
- ラブールガトーブルターニュを投入し、低速2分→中速4分ミキシングをします。
- レモンカットを投入し、低速1分ミキシングをします。
生地温度27℃ - 室温(27℃)で60分間発酵させます。
- 生地を40gに分割しベンチタイムを10分とります。
- 生地を平らにし、ホイロへ。
ホイロ条件:温度36℃ 湿度50% 60分 - ラックタイムを10分とります。
- 180℃で片面90秒ずつ(合計3分)揚げます。
C:生チョコカスタードクリーム
カスタードにチョコレートフィリングを加えて混合します。
D:ピスタチオカスタードクリーム
カスタードにピスタチオペーストを加えて混合します。
構成
生地をフライ冷却後、クリームを40g注入し、ドーナツシュガーを付けます。
クリームは、はみ出すくらいたっぷり入れるのがボンボローニらしさのポイントです。
お好みでフルーツやチョコレートをトッピングするとより華やかな見た目に仕上がります。
今回使用した生チョコキューブの詳細はこちら
作り方のポイント
- ベンチタイム後、生地を平らにしてホイロをとることで口溶けのよい食感に仕上がります。
おすすめカスタード『こだわりたまごのカスタード』
「森のたまご®」と「北海道十勝産牛乳」のおいしさがつまったチルド用カスタードクリームです。
そのままはもちろん、ホイップクリームやチョコレート、ペーストと混ぜたアレンジクリームも美味しくお召し上がりいただけます。
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レシピのダウンロードはこちら
こちらからダウンロードしていただけます。
アレンジ!サバラン風ドーナツ
成型や仕上げをアレンジすることで、同じ生地で”サバラン風ドーナツ”もお作りいただけます。
レシピの詳細はこちら
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もっと知りたいボンボローニ!ドーナツやマラサダとの違いは?
ドーナツは「小麦粉に砂糖、バター、卵などをまぜてこね、丸く輪にして揚げた菓子」と大辞林では定義されています。つまり、ボンボローニはドーナツの一種と言えますね。
そして、ボンボローニに似たドーナツに『マラサダ』があります。ハワイに根付いているポルトガルの伝統料理で、日本でも2009年頃にブームとなり、その後も度々話題になるドーナツです。
マラサダは、イースト菌で発酵させた生地を揚げてグラニュー糖をまぶした「ふわふわ・もちもち」のドーナツ。通常のイーストドーナツよりも生地をしっかりと発酵させているので食感が柔らかくモチモチとしているのが特長です。マラサダの生地はボンボローニと似ていますが、最も違う点はクリームが入っているかどうか。
マラサダは、もともとラードを消費するために作られたお菓子のため、クリームなどは入っていないシンプルなお菓子でした。一方で、ボンボローニはクリームがたっぷり入ったものが一般的です。